新ビオフェルミンSプラスの効果について調べていると、便秘や軟便に本当に効くのか、普通の新ビオフェルミンSとは何が違うのかが気になる人は多いでしょう。
新ビオフェルミンSプラスは、2種の乳酸菌と2種のビフィズス菌を配合した指定医薬部外品の整腸薬で、整腸、軟便、便秘、腹部膨満感が効能として認められています。
腸を強制的に刺激して排便させるタイプではなく、生きた菌によって乱れた腸内フローラを整え、おなかの調子を改善していくことを目的としている点が特徴です。
ただし、飲んだ直後に必ず便が出るといった即効性を期待する製品ではなく、症状や腸内環境によって実感には個人差があります。
新ビオフェルミンSとの違い、効果を期待できる症状、正しい飲み方、毎日の服用を考える際のポイントまで順番に確認していきましょう。
腸内フローラ改善で快適な毎日を
新ビオフェルミンSプラスの効果はどこまで期待できる?
新ビオフェルミンSプラスは、おなかのさまざまな不調に何でも効く薬ではなく、認められている効能の範囲を理解して使うことが大切です。
主な対象となるのは、便通の乱れ、軟便、便秘、おなかの張りといった腸内環境に関連する症状です。
配合されている4種の菌が小腸から大腸まで働き、乱れた腸内フローラを整えることで症状の改善を目指します。
正式な効能
新ビオフェルミンSプラスに認められている効能・効果は、整腸、軟便、便秘、腹部膨満感です。
整腸とは単純に便秘を解消することだけではなく、乱れている便通を整えて正常な状態へ近づけることを意味します。
そのため、便が硬くて出にくい人だけではなく、便がやわらかくなりやすい人にも使用できることが大きな特徴です。
| 症状 | 期待される働き |
|---|---|
| 便通の乱れ | 便通を整える |
| 軟便 | 便の状態を整える |
| 便秘 | 排便リズムを整える |
| 腹部膨満感 | おなかの張りを改善する |
整腸への働き
新ビオフェルミンSプラスの中心的な役割は、腸内環境を整えることです。
腸内には多くの細菌が存在しており、その集まりは腸内フローラと呼ばれています。
食生活や生活習慣などによって腸内フローラのバランスが乱れると、便秘や軟便、おなかの張りなどにつながる場合があります。
新ビオフェルミンSプラスは複数の菌を補うことによって、こうした腸内環境の乱れを整えることを目的としています。
便秘への効果
新ビオフェルミンSプラスは便秘が効能に含まれているため、便通の乱れによる便秘に使用できます。
ただし、腸を強く刺激する刺激性便秘薬や、便に水分を集めて排便しやすくするタイプの便秘薬とは働き方が異なります。
整腸薬として腸内フローラを整え、自然な便通をサポートしていくことが基本的な考え方です。
すぐに排便したい場面で即効性を求めるよりも、普段から便通が安定しない人が腸内環境を整えたいときに検討しやすい製品といえます。
軟便への効果
便秘とは反対に、便がやわらかい軟便も新ビオフェルミンSプラスの効能に含まれています。
整腸薬は単純に便を出しやすくするだけではなく、乱れた便通を適切な状態に近づけることを目的としているためです。
便がやわらかくなりやすいからといって、便秘向けの製品だと思い込んで避ける必要はありません。
一方で、水のような下痢が続く場合や発熱、血便、強い腹痛などを伴う場合は、整腸薬だけで長期間様子を見るのではなく医療機関へ相談することが重要です。
腹部膨満感への効果
腹部膨満感とは、おなかが張る、ガスがたまっているように感じる、おなかが重苦しいといった状態を指します。
新ビオフェルミンSプラスでは腹部膨満感も効能として認められており、腸内環境の乱れに伴うおなかの張りを改善する目的で使用できます。
ただし、おなかの張りには食べ過ぎや便秘などさまざまな原因があるため、すべての腹部症状が新ビオフェルミンSプラスだけで改善するとは限りません。
4種の菌
新ビオフェルミンSプラスには、ビフィダム菌、ロンガム菌、フェーカリス菌、アシドフィルス菌の4種が配合されています。
2種の乳酸菌と2種のビフィズス菌が小腸から大腸まで広く働き、乱れた腸内フローラを整えることが特徴です。
特に新ビオフェルミンSプラスでは、従来の新ビオフェルミンSにロンガム菌が追加されています。
- ビフィダム菌
- ロンガム菌
- フェーカリス菌
- アシドフィルス菌
即効性の考え方
新ビオフェルミンSプラスを飲んで何分後や何時間後に必ず効果が出るという一律の時間は決められていません。
整腸薬は腸内環境を整えることで便通や便の状態の改善を目指すため、刺激性便秘薬のような分かりやすい即効性を前提にした製品ではありません。
便秘の程度や食生活、生活リズム、もともとの腸内環境などによっても感じ方は変わります。
すぐに変化を感じないからといって自己判断で一度に多く服用せず、決められた用法・用量を守ることが大切です。
新ビオフェルミンSとの違いを知ると選びやすい
新ビオフェルミンSプラスと新ビオフェルミンSは名前が非常によく似ていますが、配合されている菌の種類に違いがあります。
どちらも整腸、軟便、便秘、腹部膨満感を対象とする整腸薬なので、単純に片方だけが便秘専用といった分類ではありません。
違いを理解すると、ドラッグストアなどでどちらを選ぶか判断しやすくなります。
最大の違い
新ビオフェルミンSプラスの大きな特徴は、新ビオフェルミンSに含まれている3種の菌にロンガム菌を追加していることです。
その結果、新ビオフェルミンSプラスでは2種の乳酸菌と2種のビフィズス菌という4種の菌が配合されています。
ロンガム菌は酢酸の産生能に優れており、産生された酢酸によって腸内の悪玉菌の増殖を抑え、おなかの調子を整える働きが期待されています。
- Sは3種の菌を配合
- Sプラスは4種の菌を配合
- Sプラスにはロンガム菌を追加
- どちらも整腸薬
効能の違い
配合菌には違いがありますが、新ビオフェルミンSと新ビオフェルミンSプラスに表示されている基本的な効能は共通しています。
どちらも便秘だけではなく、軟便や腹部膨満感などを含めて便通を整える目的で使用できます。
Sプラスという名称だけを見て、通常のSでは対応できない特定の症状だけに効く製品だと考えないようにしましょう。
| 比較項目 | 新ビオフェルミンS | 新ビオフェルミンSプラス |
|---|---|---|
| 菌の種類 | 3種 | 4種 |
| ロンガム菌 | なし | あり |
| 整腸 | 対象 | 対象 |
| 軟便 | 対象 | 対象 |
| 便秘 | 対象 | 対象 |
| 腹部膨満感 | 対象 | 対象 |
どちらを選ぶか
新ビオフェルミンSと新ビオフェルミンSプラスは効能が共通しているため、現在の症状だけを見て明確に使い分けられるものではありません。
より多くの種類の菌を含む製品を選びたい場合は、ロンガム菌を加えた4種の菌を配合する新ビオフェルミンSプラスが候補になります。
一方で、これまで新ビオフェルミンSを服用していて自分のおなかに合っている場合は、必ずSプラスへ変更しなければならないわけではありません。
どちらが自分に適しているか迷う場合は、薬剤師や登録販売者に相談して選ぶ方法もあります。
効果を引き出すなら正しい飲み方を守る
新ビオフェルミンSプラスは、好きなタイミングで好きな量を飲む製品ではありません。
錠剤と細粒で対象年齢や1回量が異なるため、使用する製品の表示を確認する必要があります。
特に子どもへ飲ませる場合は、年齢に応じた用法・用量を間違えないようにしましょう。
錠剤の用法
新ビオフェルミンSプラス錠は、15歳以上では1回3錠を1日3回、食後に服用します。
5歳から14歳では1回2錠を1日3回とされており、5歳未満は錠剤を服用できません。
成人の場合は1日合計9錠になるため、飲み忘れた分を後からまとめて飲むような服用は避けましょう。
| 年齢 | 1回量 | 回数 |
|---|---|---|
| 15歳以上 | 3錠 | 1日3回 |
| 5〜14歳 | 2錠 | 1日3回 |
| 5歳未満 | 服用しない | ― |
細粒の対象年齢
錠剤をまだ飲めない年齢の子どもには、新ビオフェルミンSプラス細粒という選択肢があります。
新ビオフェルミンSプラス細粒は生後3か月から使用できる製品で、年齢によって1回量が細かく設定されています。
赤ちゃんや幼児に使用する場合は、自己流で量を調整せず、製品に記載された年齢別の用量を確認することが大切です。
生後3か月未満の乳児には使用できないため、月齢についても事前に確認しましょう。
- 錠剤は5歳から
- 細粒は生後3か月から
- 年齢ごとに用量が異なる
- 決められた量を守る
飲むタイミング
新ビオフェルミンSプラスは、基本的に食後に服用する製品です。
1日3回という用法が設定されているため、朝食後、昼食後、夕食後のように普段の食事と組み合わせると習慣化しやすくなります。
効果を早く感じたいからといって服用回数を増やしたり、1回量を多くしたりすることは避けてください。
決められた服用方法を継続しながら、おなかの状態の変化を確認することが基本です。
新ビオフェルミンSプラスが向いている人を整理する
新ビオフェルミンSプラスは、腸内環境を整えながら便通の乱れを改善したい人に選択肢となる整腸薬です。
便秘だけを対象にした製品ではないため、便が硬い日とやわらかい日があるなど、便の状態が安定しない人も検討できます。
一方で、症状の原因によっては別の治療が必要になるため、自分の状態を見極めながら利用することが重要です。
便通が安定しない人
便秘になったり軟便になったりして排便の状態が安定しない人は、整腸という観点から新ビオフェルミンSプラスを検討できます。
腸内環境は食事内容や生活リズムなどさまざまな要因から影響を受けるため、日によって便の状態が変化することも珍しくありません。
整腸薬は便を無理に出すことだけを目的とするのではなく、便通そのものを整えていくことを目的としている点が特徴です。
- 便秘になりやすい
- 軟便になりやすい
- 便の状態が安定しない
- おなかが張りやすい
- 腸内環境を整えたい
刺激性便秘薬とは目的が違う
便秘で困っている人の中には、新ビオフェルミンSプラスと一般的な便秘薬を同じものだと思っている人もいるでしょう。
しかし、新ビオフェルミンSプラスは腸内フローラを整える整腸薬であり、腸を刺激して排便を促すことを中心とする刺激性便秘薬とは目的が異なります。
今すぐ排便したいのか、日常的に便通が乱れているため腸内環境を整えたいのかによって、必要な製品は変わります。
| 比較点 | 新ビオフェルミンSプラス | 刺激性便秘薬 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 腸内環境を整える | 排便を促す |
| 主な対象 | 便通の乱れ | 便秘 |
| 働き方 | 生菌による整腸 | 腸への刺激 |
| 即効性 | 個人差がある | 製品ごとに異なる |
生活習慣も見直したい人
整腸薬を服用する場合でも、食生活や睡眠、運動、水分摂取といった日常生活を同時に見直すことが大切です。
特に便秘では、食物繊維や水分の不足、運動不足、不規則な生活など複数の要因が重なっている場合があります。
新ビオフェルミンSプラスだけに頼るのではなく、腸内環境を乱しにくい生活を意識すると、日常的なおなかの管理につなげやすくなります。
便意を我慢する習慣がある場合は、トイレへ行く時間を確保することも便通を整えるうえで重要です。
毎日飲む前に知っておきたい注意点
新ビオフェルミンSプラスは身近な整腸薬ですが、症状が長期間続いている場合まで自己判断で飲み続ければよいわけではありません。
おなかの不調には腸内環境以外の原因が隠れている可能性もあるため、経過を見ることが重要です。
持病がある人や医師の治療を受けている人などは、必要に応じて医師や薬剤師などへ相談しましょう。
毎日の服用
新ビオフェルミンSプラスは整腸を目的として使用されるため、用法・用量を守ったうえで日常的なおなかの管理に使われることがあります。
ただし、長期間服用しても症状が改善しない場合に、原因を確認せず漫然と服用だけを続けることはおすすめできません。
便秘や軟便が続く期間、便の状態、腹痛の有無などを確認し、気になる変化があれば医療機関や薬剤師へ相談してください。
- 用法・用量を守る
- 症状の変化を見る
- 改善しなければ相談する
- 強い症状は受診する
乳糖が気になる場合
新ビオフェルミンSプラス錠には添加物として乳糖水和物が使用されています。
一方、新ビオフェルミンSプラス細粒には乳糖水和物が使用されていないため、乳糖について気になる人は製剤の違いも確認しておくとよいでしょう。
乳製品を摂取したときに毎回おなかの症状が現れるなど、乳糖不耐症が疑われる場合は医療機関に相談することも選択肢です。
| 製剤 | 乳糖水和物 | 対象年齢 |
|---|---|---|
| 錠剤 | 含む | 5歳以上 |
| 細粒 | 含まない | 生後3か月以上 |
受診を考えたい症状
整腸薬で対応できるのは、すべてのおなかの病気ではありません。
強い腹痛が続く、血便が出る、高熱を伴う、激しい下痢が続く、嘔吐を繰り返すといった症状がある場合は、感染症や消化器疾患など別の原因も考える必要があります。
特に下痢や嘔吐が激しく、水分を十分に摂れない状態では脱水症状にも注意が必要です。
症状が強い場合や普段とは明らかに違う状態では、新ビオフェルミンSプラスだけで様子を見るのではなく医療機関を受診しましょう。
新ビオフェルミンSプラスは腸内環境を整えたいときの選択肢
新ビオフェルミンSプラスの効果として正式に認められているのは、整腸、軟便、便秘、腹部膨満感です。
ビフィダム菌、ロンガム菌、フェーカリス菌、アシドフィルス菌という4種の菌が配合され、小腸から大腸まで働いて乱れた腸内フローラを整えることを目的としています。
通常の新ビオフェルミンSとの主な違いはロンガム菌が追加されていることであり、Sプラスでは2種の乳酸菌と2種のビフィズス菌が配合されています。
一方で、腸を直接刺激する便秘薬とは働き方が異なるため、服用直後の排便といった即効性だけを目的として選ぶ製品ではありません。
錠剤は5歳以上、細粒は生後3か月以上から使用できますが、それぞれ年齢に応じた用法・用量を守る必要があります。
日常的な便通の乱れやおなかの張りを整えたいときには選択肢となりますが、強い症状がある場合や改善がみられない場合は、整腸薬だけで長期間様子を見ず医師や薬剤師へ相談しましょう。
腸内フローラ改善で快適な毎日を
