南天のど飴と浅田飴は、どちらもドラッグストアでよく見かける医薬品ののど飴ですが、配合されている有効成分や向いている症状には違いがあります。
南天のど飴は南天実乾燥エキスを有効成分とする第3類医薬品で、せきやのどの炎症による痛み、不快感、声がれなどに使われます。
一方で一般に「浅田飴」と呼ばれる固形浅田飴は、キキョウ、トコン、マオウ、ニンジンという4種類の生薬を配合した指定第2類医薬品で、せきだけでなく、たんを伴う症状にも効能があります。
ただし、指定第2類医薬品だから第3類医薬品より必ず強く効くという意味ではなく、一般用医薬品の区分は副作用などに関するリスクに基づくため、自分の症状や体質に合わせて選ぶことが大切です。
ここでは「浅田飴」を代表的な固形浅田飴クールS・ニッキSとして扱い、南天のど飴との成分、効能、飲み方、年齢、味、糖分、注意点まで比較します。
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南天のど飴と浅田飴はどっちがおすすめ?
どちらが適しているかは、単純な優劣ではなく、現在もっとも困っている症状から判断すると選びやすくなります。
せきやのどの痛みを中心に考えるなら南天のど飴も候補になり、せきに加えてたんが気になるなら固形浅田飴の効能がより検索意図に合います。
また、持病、妊娠・授乳、糖分の摂取量などによっても選択が変わるため、症状だけで決めないことも重要です。
せきが気になる場合
せきが主な症状であれば、南天のど飴と固形浅田飴はいずれも選択肢になります。
南天のど飴は南天実乾燥エキスの働きによってせきを鎮める鎮咳去痰薬で、公式にも「せき」が効能として明記されています。
固形浅田飴もキキョウ根エキスやマオウエキスなどによってせきを鎮めるため、どちらか一方だけがせきに使えるわけではありません。
商品区分だけを見て強弱を決めるのではなく、たんの有無や服用上の注意も含めて選ぶのが適切です。
たんが絡む場合
せきだけでなくたんも気になる場合は、効能に「たん」が明記されている固形浅田飴が比較しやすい選択肢です。
固形浅田飴には、たんを切りやすくするキキョウ根エキス、トコンエキス、ニンジンエキスなどが配合されています。
対して南天のど飴の効能には、せきやのどの炎症に伴う症状は記載されていますが、固形浅田飴のように「たん」は記載されていません。
| 比較項目 | 南天のど飴 | 固形浅田飴 |
|---|---|---|
| せき | 効能あり | 効能あり |
| たん | 効能に記載なし | 効能あり |
| のどの痛み | 効能あり | 効能あり |
| 声がれ | 効能あり | 効能あり |
のどの痛みが中心の場合
のどの炎症に伴う痛みが中心であれば、南天のど飴と固形浅田飴の両方に適応があります。
南天のど飴は、のどでゆっくり溶かすことで、のどの炎症による痛みやあれ、不快感などを改善する医薬品です。
固形浅田飴にもキキョウ根エキスが配合され、せきやたんだけでなく、のどの炎症による痛みやあれにも効能があります。
痛みが非常に強い場合や、飲み込みづらさ、発熱など別の症状を伴う場合には、のど飴だけで長期間様子を見ず医療機関への相談も検討しましょう。
声がれが気になる場合
声を使いすぎた後などにのどの炎症による声がれが生じている場合は、南天のど飴と固形浅田飴のどちらにも効能があります。
仕事で話す機会が多い人や接客業、講師、歌を歌う人などは、せきの有無だけでなく声がれやのどの不快感を基準に選んでもよいでしょう。
ただし、声がれが長く続いている場合は単なる乾燥や一時的なのどの炎症以外の原因も考えられるため、漫然と医薬品のど飴だけを続けないことが大切です。
成分をシンプルにしたい場合
有効成分の種類を比較すると、南天のど飴は南天実乾燥エキスを主成分とする比較的シンプルな構成です。
対して固形浅田飴は、キキョウ根エキス、トコンエキス、マオウエキス、ニンジンエキスという4種類の生薬を配合しています。
成分数が少ないから安全性が高い、成分数が多いから効き目が強いと一概に判断できるわけではありません。
しかし、持病や服用中の薬があり配合成分をできるだけ確認しやすくしたい人にとっては、成分構成の違いも重要な比較材料になります。
砂糖を控えたい場合
砂糖の使用を避けたい場合は、シュガーレスである固形浅田飴の方が選びやすいでしょう。
南天のど飴には白糖や水アメなどが使用されており、常盤薬品工業によると1錠あたりのカロリーは7kcalで、成人の1日量9錠では63kcalです。
一方、浅田飴の公式FAQではドロップタイプの固形浅田飴はシュガーレスで、1錠あたり約4kcalと案内されています。
- 砂糖使用:南天のど飴はあり
- シュガーレス:固形浅田飴
- 南天のど飴:1錠7kcal
- 固形浅田飴:約4kcal/錠
持病がある場合
持病がある人は「どちらが効きそうか」だけでなく、各製品の使用上の注意を確認して選ぶ必要があります。
特に固形浅田飴にはマオウエキスが含まれており、浅田飴の公式FAQでは、糖尿病、心臓病、高血圧、甲状腺機能障害がある人は医師、薬剤師または登録販売者への相談を案内しています。
医師による治療を受けている場合や、ほかの鎮咳去痰薬・かぜ薬を使用している場合も自己判断で併用しないよう注意しましょう。
薬局で購入する際に現在の持病や服用薬を伝えれば、より自分に合った商品を選びやすくなります。
有効成分の違いを知ると選びやすい
南天のど飴と固形浅田飴は、同じ鎮咳去痰薬に分類されるものの、有効成分の構成は大きく異なります。
南天のど飴は南天実乾燥エキスを中心とした処方であるのに対し、固形浅田飴は作用の異なる4種類の生薬を組み合わせています。
何種類入っているかだけで優劣を決めるのではなく、それぞれの成分が何を目的として配合されているかを確認しましょう。
南天実乾燥エキス
南天のど飴には、成人1日量9錠中に南天実乾燥エキス500mgが配合されています。
常盤薬品工業によると、この南天実乾燥エキスによってせきを鎮め、のどの炎症に伴う声がれ、あれ、不快感、痛み、はれを改善します。
公式の商品情報は南天のど飴公式サイトで確認できます。
- 有効成分:南天実乾燥エキス
- 成人1日量:500mg
- せき:対象
- のどの痛み:対象
- 声がれ:対象
- のどのはれ:対象
4種類の生薬
固形浅田飴クールSには、成人1日量に相当する9錠中にキキョウ根エキス94.5mg、トコンエキス40.5mg、マオウエキス40.5mg、ニンジンエキス67.5mgが配合されています。
キキョウ根エキスはたんを切ってせきやのどの炎症を抑え、トコンエキスは気道粘液の分泌を促してたんを出しやすくします。
マオウエキスは気管支を広げてせきを鎮め、ニンジンエキスには去たん作用があります。
成分と用量は浅田飴公式サイトでも確認できます。
| 成分 | 9錠中 | 主な役割 |
|---|---|---|
| キキョウ根エキス | 94.5mg | 鎮咳・去たん・抗炎症 |
| トコンエキス | 40.5mg | たんを出しやすくする |
| マオウエキス | 40.5mg | 気管支を広げる |
| ニンジンエキス | 67.5mg | 去たん |
医薬品区分
南天のど飴は第3類医薬品、固形浅田飴は指定第2類医薬品に分類されています。
この違いを見ると「指定第2類の固形浅田飴の方が効き目が強い」と考えたくなりますが、医薬品のリスク区分は効き目の順位を表すものではありません。
厚生労働省では、第2類医薬品は副作用などによって日常生活に支障を来す程度の健康被害が生じるおそれがある成分を含むもの、第3類医薬品は第1類・第2類以外の一般用医薬品と位置づけています。
したがって、商品を選ぶ際は区分の数字ではなく、対象症状、有効成分、使用上の注意を比較する必要があります。
| 項目 | 南天のど飴 | 固形浅田飴 |
|---|---|---|
| 分類 | 第3類医薬品 | 指定第2類医薬品 |
| 薬効分類 | 鎮咳去痰薬 | 鎮咳去痰薬 |
| 有効成分 | 南天実乾燥エキス | 4種類の生薬 |
| 効き目の順位 | 区分では判断不可 | 区分では判断不可 |
効能を比べると違いが見えてくる
両商品には共通する効能が多いため、パッケージだけを見るとほぼ同じ商品に感じるかもしれません。
実際には、せき、声がれ、のどの痛みなどは共通していますが、固形浅田飴には「たん」が効能として含まれている点が大きな違いです。
自分の症状がどの効能に当てはまるのかを確認すると、商品を絞り込みやすくなります。
共通する症状
南天のど飴と固形浅田飴は、いずれもせきやのどの炎症に伴う複数の症状に使用できます。
単なる食品のキャンディーではなく、承認された効能・効果を持つ一般用医薬品なので、決められた用法・用量を守って使用することが前提です。
- せき
- 声がれ
- のどのあれ
- のどの不快感
- のどの痛み
- のどのはれ
たんへの対応
大きな違いとして、固形浅田飴には「たん」が効能・効果に含まれています。
配合されているキキョウ、トコン、ニンジンなどにも、たんを切ったり出しやすくしたりする働きがあります。
そのため、乾いたせきだけではなく、たんが絡んで出しにくいと感じる場合には固形浅田飴を検討する理由があります。
| 症状 | 南天のど飴 | 固形浅田飴 |
|---|---|---|
| せき | ○ | ○ |
| たん | 記載なし | ○ |
| のどの痛み | ○ | ○ |
| のどのはれ | ○ | ○ |
| のどのあれ | ○ | ○ |
| 声がれ | ○ | ○ |
強さだけでは比較できない
検索すると「南天のど飴より浅田飴の方が強い」といった表現を見ることがありますが、成分数や医薬品区分だけから効き目の強弱を断定するのは適切ではありません。
医薬品の効き方には症状や体質による個人差があり、たとえばたんを伴う人と、乾いたせきとのどの痛みが中心の人では求める作用も異なります。
薬を選ぶ際は「一番強そうなもの」ではなく、「現在の症状に適応があり、自分が安全に使用できるもの」という視点が重要です。
飲み方や対象年齢にも違いはある?
南天のど飴と固形浅田飴は、どちらも1錠ずつ口に含み、かまずにゆっくり溶かして服用する医薬品です。
一見すると普通のキャンディーに近いですが、好きなタイミングで何個でもなめてよい商品ではありません。
1回量や服用間隔、年齢による量の違いを確認してから使用しましょう。
南天のど飴の飲み方
南天のど飴は食間に服用し、成人では1回3錠を1日3回使用します。
3錠を一度に口へ入れるのではなく、1錠ずつ口中でかまずにゆっくり溶かし、なくなってから次の1錠を使用します。
1回分を服用した後は、2時間以上の間隔をあける必要があります。
- 15歳以上:1回3錠
- 8歳以上15歳未満:1回2錠
- 5歳以上8歳未満:1回1錠
- 服用回数:1日3回
- 5歳未満:服用不可
固形浅田飴の飲み方
固形浅田飴は成人では1回2~3錠を1日3回、1錠ずつ口中に含み、かまずにゆっくり溶かして服用します。
浅田飴の公式FAQでは、固形浅田飴の服用間隔は4時間以上あけることが推奨されています。
水で飲み込む錠剤ではないため、噛んだり丸ごと飲み込んだりせず、のど飴として口の中でゆっくり溶かしましょう。
| 年齢 | 1回量 | 1日回数 |
|---|---|---|
| 15歳以上 | 2~3錠 | 3回 |
| 8歳以上15歳未満 | 2錠 | 3回 |
| 5歳以上8歳未満 | 1錠 | 3回 |
| 5歳未満 | 服用しない | - |
子どもが使う場合
南天のど飴と固形浅田飴は、どちらも5歳未満の子どもには服用させないことになっています。
幼い子どもでは、飴をのどにつまらせる危険もあるため、年齢制限を必ず守る必要があります。
5歳以上でも年齢によって1回量が異なるため、大人と同じ数を与えないようパッケージや添付文書を確認しましょう。
味や糖分まで比べると続けやすさが変わる
医薬品としての成分や効能は最も重要ですが、のど飴は口の中で時間をかけて溶かすため、味や甘さも選びやすさを左右します。
南天のど飴は複数の風味が展開されている一方、固形浅田飴にはクールSとニッキSがあります。
糖分やカロリーにも違いがあるため、長時間の仕事や外出時に使いたい人は確認しておくとよいでしょう。
南天のど飴の風味
南天のど飴は、黒糖シナモン風味など、甘さや香りを楽しみながら服用できる商品が展開されています。
過去から商品ラインナップの変更やリニューアルも行われているため、実際に購入できる風味や容量は店頭や公式の商品情報で確認するのが確実です。
- 黒糖系のコク
- シナモンの香り
- はちみつ系の商品も展開
- 缶・パウチなどの容器
固形浅田飴の風味
固形浅田飴には、メントール系の固形浅田飴クールSと、ニッキの風味を楽しめる固形浅田飴ニッキSがあります。
クール感を好む人はクールS、シナモン系の風味が好きな人はニッキSというように、味の好みでも選択できます。
どちらも生薬を配合した医薬品であり、一般的なお菓子ののど飴と同じ感覚で無制限になめる商品ではありません。
| 商品 | 主な風味 | 特徴 |
|---|---|---|
| 固形浅田飴クールS | メントール | 清涼感あり |
| 固形浅田飴ニッキS | ニッキ | シナモン系 |
| 南天のど飴 | 黒糖・はちみつ系など | 風味の選択肢あり |
糖分とカロリー
糖分をなるべく控えている人にとって、南天のど飴と固形浅田飴の大きな違いになるのがシュガーレスかどうかです。
南天のど飴は白糖や水アメなどを使用しており、商品によって黒砂糖やハチミツなども添加されています。
一方で固形浅田飴はシュガーレスですが、カロリーが完全にゼロになるわけではなく、公式FAQでは約4kcal/錠とされています。
糖尿病などで血糖値を管理している場合はシュガーレスだけを根拠に自己判断せず、固形浅田飴に含まれるマオウエキスの影響もあるため医師や薬剤師へ相談してください。
| 項目 | 南天のど飴 | 固形浅田飴 |
|---|---|---|
| 砂糖 | 使用 | シュガーレス |
| 1錠のカロリー | 7kcal | 約4kcal |
| 成人1日量 | 9錠 | 最大9錠 |
| 選び方 | 風味重視にも | 糖分を控えたい人にも |
購入前に知っておきたい注意点
医薬品ののど飴は手軽に購入できますが、食品ののど飴とは異なり、有効成分による作用と副作用の可能性があります。
特に固形浅田飴は指定第2類医薬品であり、持病や妊娠、他の薬との併用などについて確認が必要なケースがあります。
南天のど飴についても用量を超えて服用せず、不安がある場合は購入時に薬剤師や登録販売者へ相談しましょう。
併用薬を確認する
すでにせき止めやかぜ薬を服用している場合は、新たに固形浅田飴を追加する前に成分の重複を確認する必要があります。
浅田飴の公式FAQでは、ほかの鎮咳去痰薬やかぜ薬について、同じ成分や似た作用の成分が含まれる可能性があるため一緒に服用しないよう案内しています。
複数の商品を併用するときは、それぞれが飴の形をしていても医薬品であることを忘れないようにしましょう。
- かぜ薬を使用中
- 別のせき止めを使用中
- 去たん薬を使用中
- 医師の治療を受けている
- 複数の市販薬を使用中
妊娠・授乳中は相談する
妊娠中や授乳中は、同じのど飴でも商品によって案内が異なります。
常盤薬品工業では、南天のど飴について妊娠中は医師、薬剤師または登録販売者へ相談するよう案内し、授乳中については用法・用量を守れば服用できるとしています。
一方、浅田飴の公式FAQでは、固形浅田飴などについて妊婦・授乳婦は基本的に服用せず、使用したい場合は医師、薬剤師または登録販売者へ相談するよう案内しています。
| 状況 | 南天のど飴 | 固形浅田飴 |
|---|---|---|
| 妊娠中 | 専門家へ相談 | 基本的に服用せず相談 |
| 授乳中 | 用法・用量を守り服用可 | 基本的に服用せず相談 |
| 5歳未満 | 服用不可 | 服用不可 |
症状が続くなら受診も検討する
せきやのどの痛みは一般的な風邪や乾燥でも起こりますが、長引く場合には別の病気が隠れている可能性があります。
市販薬を適切に使用しても改善しない場合や、症状が悪化する場合は、同じ商品を長期間使い続けるのではなく医師や薬剤師へ相談しましょう。
高熱、強い息苦しさ、呼吸が苦しい、飲み込みが著しく困難などの症状がある場合は、市販ののど飴だけで対応しようとせず医療機関への相談を優先してください。
症状に合う方を選ぶのが一番大切
南天のど飴と固形浅田飴は、どちらもせきやのどの炎症による痛み、声がれ、あれ、不快感、はれなどに使用できる医薬品です。
南天のど飴は南天実乾燥エキスを有効成分とする比較的シンプルな処方で、せきとのどの炎症に伴う症状をケアしたい場合に選択肢となります。
固形浅田飴はキキョウ、トコン、マオウ、ニンジンという4種類の生薬を配合し、「たん」も効能に含まれているため、せきに加えてたんが気になる場合には比較しやすい商品です。
また、固形浅田飴はシュガーレスである一方、マオウエキスを含むため、高血圧や心臓病、糖尿病、甲状腺機能障害などがある人は専門家への相談が重要です。
第3類医薬品と指定第2類医薬品という区分だけで効き目の強さを判断せず、症状、配合成分、持病、服用中の薬、味や糖分などを総合して、自分に適した方を選びましょう。
のどにやさしいマヌカハニー飴が好評
