アレジオン点眼液を処方されたものの、「コンタクトレンズを装着したまま点眼してもよいのか」と迷っている人は少なくありません。
アレジオン点眼液0.05%とアレジオンLX点眼液0.1%は、一般的なソフトコンタクトレンズやハードコンタクトレンズであれば、患者の目の状態などを考慮したうえで装用中に点眼できると考えられている薬です。
ただし、カラーコンタクトレンズは影響が十分に検討されていないため、装着したまま点眼することは避ける必要があります。
また、アレルギー性結膜炎の症状が強い場合は、点眼薬そのものの問題とは別にコンタクトレンズの使用を一時的に控えたほうがよいケースもあります。
アレジオン点眼液とコンタクトレンズの関係を、レンズの種類やLXとの違い、正しい点眼方法まで含めて詳しく紹介します。
花粉症対策に効果的と評判のアレルギー薬
アレジオン点眼液はコンタクトをしたまま使える?
アレジオン点眼液をコンタクト装用中に使えるかどうかは、使用している製剤とコンタクトレンズの種類、そして現在の目の状態によって判断することが大切です。
参天製薬では、アレジオン点眼液0.05%とアレジオンLX点眼液0.1%について、通常のソフトコンタクトレンズやハードコンタクトレンズを装用したまま点眼することは可能と考えられると案内しています。
ただし、すべてのコンタクトレンズに無条件で使用できるという意味ではないため、種類ごとの違いを確認しておきましょう。
ソフトコンタクト
アレジオン点眼液0.05%とアレジオンLX点眼液0.1%は、一般的なソフトコンタクトレンズを装着している状態でも使用可能と考えられています。
使い捨てタイプのソフトコンタクトレンズについても同様に考えられており、点眼するたびに必ずレンズを外さなければならない薬ではありません。
これは、現在のアレジオン点眼液がコンタクトレンズへの影響が問題となりやすいベンザルコニウム塩化物を含まない製剤になっていることも関係しています。
ただし、目の充血や痛み、強いかゆみなどがある場合は、レンズを装用したまま使い続けることよりも目を休ませることが優先される場合があります。
ハードコンタクト
ハードコンタクトレンズについても、アレジオン点眼液0.05%とアレジオンLX点眼液0.1%は装用中に点眼可能と考えられています。
ソフトレンズと比較して薬剤を吸着しにくいとされるハードレンズですが、目に炎症が起きているときにはレンズそのものが刺激になることがあります。
そのため、薬剤とレンズの組み合わせだけでなく、アレルギー性結膜炎の程度を見ながら装用を続けるか判断することが重要です。
使い捨てレンズ
1日使い捨てや定期交換型などの一般的なソフトコンタクトレンズも、アレジオン点眼液のメーカー情報では装用したままの点眼が可能と考えられています。
そのため、仕事中や外出中にアレルギー症状が出た場合でも、毎回レンズを取り外してから点眼しなければならないとは限りません。
ただし、使用しているレンズについて眼科医から個別の指示を受けている場合には、その指示を優先してください。
- 1日使い捨てレンズ
- 2週間交換レンズ
- 1か月交換レンズ
- 一般的なソフトレンズ
カラーコンタクト
カラーコンタクトレンズについては、一般的な透明コンタクトレンズと同じように考えないことが重要です。
参天製薬では、アレジオン点眼液0.05%とアレジオンLX点眼液0.1%について、カラーコンタクトレンズへの影響は検討していないため、装用中の点眼を避けるよう案内しています。
度あり・度なしに関係なく、色素を使用したカラーコンタクトやサークルレンズを使用している場合には、レンズを外してから点眼するほうが適切です。
再装用のタイミングについて迷う場合は、処方した眼科医や薬剤師に確認すると安心です。
レンズ別の判断
アレジオン点眼液をコンタクトレンズと併用するときは、まず自分が使用しているレンズの種類を確認しましょう。
特に透明のソフトレンズとカラーコンタクトでは扱いが異なるため、「ソフトコンタクトだから大丈夫」と一括りにしないことが大切です。
| レンズの種類 | 装用中の点眼 | ポイント |
|---|---|---|
| 透明ソフトレンズ | 可能と考えられる | 目の状態にも注意 |
| 使い捨てソフトレンズ | 可能と考えられる | 医師の指示を優先 |
| ハードレンズ | 可能と考えられる | 炎症時は装用を検討 |
| カラーコンタクト | 避ける | 影響が未検討 |
| サークルレンズ | 避ける | カラー系として扱う |
症状が強い場合
アレジオン点眼液自体が通常のコンタクトレンズ装用中に使用できるとしても、アレルギー性結膜炎の治療中に常にレンズを着け続けてよいとは限りません。
アレルギー性結膜炎では目の表面が敏感になっており、コンタクトレンズの装用が刺激となったり、花粉などの抗原がレンズに付着したりする可能性があります。
目のかゆみや充血が強い日にはメガネに切り替えるなど、レンズを使用しない時間を作ることも選択肢です。
症状が強い状態で無理に装用を続けるより、目の状態が落ち着いてから再開するほうが負担を減らしやすくなります。
医師の指示
コンタクトを装用したままアレジオン点眼液を使用できるかどうかは、最終的には個々の目の状態を確認したうえで判断する必要があります。
角膜に傷がある場合や結膜炎が強い場合、ほかの目の病気を併発している場合などは、コンタクトレンズを一時的に中止するよう指示されることがあります。
処方時に「コンタクトは外してください」と具体的な指示を受けている場合には、一般的な製品情報よりもその指示を優先しましょう。
コンタクト使用者が知りたいアレジオン点眼液の特徴
アレジオン点眼液は、アレルギー性結膜炎に使用される抗アレルギー点眼薬です。
コンタクトユーザーにとって使いやすい特徴を持っていますが、そもそもどのような成分が入っていて、なぜアレルギー症状に使用されるのかを理解しておくと適切に使いやすくなります。
一般的な目薬との違いも含めて整理します。
有効成分
アレジオン点眼液の有効成分はエピナスチン塩酸塩です。
エピナスチンは、アレルギー症状に関係するヒスタミンの作用を抑える抗ヒスタミン作用などによって、アレルギー性結膜炎に伴う目のかゆみや充血などを改善するために用いられます。
同じエピナスチンという成分はアレルギー性鼻炎などの内服薬にも使用されていますが、点眼液は目に直接使用する製剤です。
- 有効成分はエピナスチン塩酸塩
- 抗アレルギー点眼薬
- アレルギー性結膜炎に使用
- 目のかゆみなどを抑える
防腐剤
アレジオン点眼液がコンタクトユーザーから注目される理由の一つが、現在の製剤にベンザルコニウム塩化物が使用されていないことです。
ベンザルコニウム塩化物は点眼薬で広く利用されてきた防腐剤ですが、ソフトコンタクトレンズに吸着する可能性があるため、含有する点眼薬ではレンズを外して使用するよう指示される場合があります。
ただし、「ベンザルコニウム塩化物が入っていなければどの点眼薬でもコンタクトをしたまま使える」という意味ではありません。
コンタクト装用中の使用可否は、それぞれの医薬品の情報を個別に確認する必要があります。
一般的な目薬との違い
点眼薬によってコンタクトレンズ装用中の扱いは異なるため、アレジオン点眼液で問題なかったからといって別の目薬でも同じとは限りません。
特にソフトコンタクトレンズでは、点眼薬に配合される成分や防腐剤などによって装用中に使えない製品があります。
| 確認項目 | アレジオン点眼液 | 他の点眼薬 |
|---|---|---|
| 有効成分 | エピナスチン | 製品により異なる |
| 用途 | アレルギー性結膜炎 | 製品により異なる |
| 透明SCL装用中 | 可能と考えられる | 個別確認が必要 |
| カラコン装用中 | 避ける | 個別確認が必要 |
| 使用判断 | 目の状態を考慮 | 説明書等を確認 |
アレジオンとアレジオンLXはどう使い分ける?
医療用のアレジオンには、アレジオン点眼液0.05%とアレジオンLX点眼液0.1%があります。
どちらも有効成分はエピナスチン塩酸塩ですが、有効成分の濃度や標準的な点眼回数などに違いがあります。
コンタクトユーザーは、特に点眼回数の違いを理解しておくと生活に合わせた使い方をイメージしやすくなります。
濃度
従来のアレジオン点眼液は0.05%、アレジオンLX点眼液は0.1%のエピナスチン塩酸塩を含有しています。
LXは従来製剤より濃度が高く設定されており、その特徴を利用して1日の点眼回数が少なくなっています。
濃度が高いから自己判断でLXに変更するというものではなく、医師が症状や使いやすさなどを考慮して処方します。
- アレジオンは0.05%
- アレジオンLXは0.1%
- 有効成分はいずれもエピナスチン
- 処方内容に従って使用
点眼回数
アレジオン点眼液0.05%は通常1回1滴を1日4回、朝・昼・夕方・就寝前に点眼します。
一方、アレジオンLX点眼液0.1%は通常1回1滴を1日2回、朝と夕方に点眼します。
仕事や学校などで日中に点眼しにくい人にとっては、1日2回のLXが生活上使いやすく感じられる場合があります。
ただし、処方された回数を自己判断で増減することは避けましょう。
違いの一覧
アレジオン点眼液とアレジオンLX点眼液では、コンタクト装用中の扱いについて大きな違いはありませんが、濃度と標準的な使用回数が異なります。
名称が似ているため、自宅に複数の点眼薬がある場合は容器や薬袋を確認して使用しましょう。
| 項目 | アレジオン点眼液0.05% | アレジオンLX点眼液0.1% |
|---|---|---|
| 有効成分 | エピナスチン塩酸塩 | エピナスチン塩酸塩 |
| 濃度 | 0.05% | 0.1% |
| 通常の回数 | 1日4回 | 1日2回 |
| 通常の1回量 | 1滴 | 1滴 |
| 透明SCL装用中 | 可能と考えられる | 可能と考えられる |
| HCL装用中 | 可能と考えられる | 可能と考えられる |
| カラコン装用中 | 避ける | 避ける |
コンタクト使用中にアレジオンを正しく点眼する方法
アレジオン点眼液が一般的なコンタクトレンズを装用したまま使用できるとしても、点眼方法が適当でよいわけではありません。
容器の先端を目やまつ毛に触れさせないことや、決められた回数を守ることなど、一般的な点眼薬と同様の基本を守ることが大切です。
正しい使い方を身につけておけば、自宅だけでなく外出先でも衛生的に点眼しやすくなります。
点眼前の準備
点眼する前には手を石けんなどで洗い、清潔な状態にしておきましょう。
特にコンタクトレンズを使用している人は目の周辺やレンズに手が触れる可能性があるため、汚れた手のまま点眼するのは避けることが重要です。
容器を持ったら下まぶたを軽く下げ、容器の先端がまぶたやまつ毛、眼球に触れない位置から1滴を点眼します。
- 手を洗う
- 薬の名称を確認
- 下まぶたを軽く引く
- 容器を目に触れさせない
- 指定された量を点眼
点眼後の過ごし方
点眼した直後に何度も強くまばたきをすると、薬液が涙と一緒に流れ出しやすくなります。
点眼後は静かに目を閉じ、必要に応じて目頭付近を軽く押さえる方法が一般的です。
目の周囲へ流れ出した薬液は、清潔なティッシュなどで軽く拭き取ります。
点眼直後に一時的に見えにくさを感じる場合は、視界が戻るまで車の運転や危険を伴う作業を控えましょう。
他の目薬との間隔
アレジオン点眼液以外にも複数の点眼薬を処方されている場合には、連続してすぐに点眼するのではなく、原則として間隔をあけて使用します。
一般的には少なくとも5分以上の間隔をあける方法が用いられますが、薬によって順番や間隔について個別の指示が出ることもあります。
| 場面 | 基本的な対応 |
|---|---|
| アレジオンだけ使用 | 処方どおり点眼 |
| 別の点眼薬も使用 | 原則5分以上あける |
| 眼軟膏も使用 | 順番を医師等に確認 |
| 個別指示がある | 指示を優先 |
| 使い方が不明 | 医師・薬剤師へ確認 |
アレルギー性結膜炎でコンタクトを使うときの注意点
アレジオン点眼液とコンタクトレンズを併用するときに重要なのは、薬剤とレンズの相性だけではありません。
そもそもアレルギー性結膜炎が起きている目にコンタクトレンズを装着すること自体が、症状を悪化させる要因になる場合があります。
症状が強いときには無理にレンズを使わず、目を休ませる判断も必要です。
花粉の付着
花粉症の時期には、コンタクトレンズの表面に花粉や汚れが付着しやすくなり、それらが目への刺激になる可能性があります。
特に長時間レンズを装用していると、涙だけでは付着物を十分に取り除けず、かゆみや異物感が強くなることがあります。
花粉飛散量が多い日や症状が強い日には、コンタクトレンズからメガネに切り替えることで目への負担を減らせる場合があります。
- 花粉がレンズに付着する
- 汚れが刺激になる
- 長時間装用を避ける
- 症状時はメガネも検討
- レンズを清潔に保つ
かゆくてもこすらない
アレルギー性結膜炎では強いかゆみを感じることがありますが、コンタクトをした状態で目を強くこすることは避けましょう。
目をこすると角膜や結膜への刺激が強くなり、かゆみや充血がさらに悪化する可能性があります。
点眼しても強いかゆみが続く場合には、目をこすって耐えるのではなく、レンズを外して目を休ませたり眼科へ相談したりすることが大切です。
急激な痛みや見え方の異常を伴う場合には、単なる花粉症と自己判断しないようにしてください。
受診を検討する症状
アレジオン点眼液を使用していても症状が改善しない場合や、通常のアレルギー性結膜炎とは異なる症状が出ている場合には眼科を受診しましょう。
特にコンタクトレンズ使用者では、角膜のトラブルなどが原因で痛みや見えにくさが生じることもあるため、強い症状を放置しないことが重要です。
| 症状 | 対応の目安 |
|---|---|
| 軽いかゆみ | 指示どおり点眼 |
| 強い充血 | レンズ装用を控えて相談 |
| 強い目の痛み | 早めに眼科へ相談 |
| 急な視力低下 | 速やかに受診 |
| 大量の目やに | 感染症なども含めて相談 |
| 症状が改善しない | 処方医へ相談 |
アレジオン点眼液とコンタクトに関する疑問
コンタクトユーザーがアレジオン点眼液を使用するときには、「点眼後は何分待つのか」「市販薬でも同じなのか」など細かな疑問が生じやすいものです。
特にインターネットでは、古い製剤の情報や別の点眼薬に関する注意事項が混ざっている場合があります。
現在使用している薬の商品名を確認したうえで判断することが重要です。
点眼後は何分待つ?
現在のアレジオン点眼液0.05%とアレジオンLX点眼液0.1%について、一般的な透明ソフトコンタクトレンズやハードコンタクトレンズであれば、そもそも装用した状態で点眼可能と考えられています。
そのため、これらのレンズについて「必ず外して点眼し、何分待ってから再装着する」という一律の待機時間が設定されているわけではありません。
ただし、医師からレンズを外して点眼するよう指示されている場合や、目の状態が悪い場合は、その指示に従いましょう。
カラーコンタクトは装用中の点眼を避ける必要があるため、再装用については眼科医や薬剤師から指示を受けるのが確実です。
- 透明SCLは装用中の点眼が可能と考えられる
- HCLも装用中の点眼が可能と考えられる
- カラコンは装用中の点眼を避ける
- 医師の個別指示を優先する
昔の情報と違うのはなぜ?
アレジオン点眼液について調べると、「ソフトコンタクトを外して点眼する」とする古い情報を見かける場合があります。
アレジオン点眼液0.05%は過去にベンザルコニウム塩化物を含む製剤でしたが、2014年に添加剤が変更されているため、古い資料と現在の製剤ではコンタクトレンズに関する情報が一致しない場合があります。
医薬品の情報を調べる場合には、投稿された時期だけで判断せず、現在のメーカー情報や電子添文などを確認することが大切です。
手元にある点眼薬が古い場合や製品名が異なる場合には、薬剤師に現物を確認してもらう方法もあります。
市販のアレジオンと同じ?
「アレジオン」という名称は内服薬などにも使用されているため、名前が同じだから同じ使い方ができると考えないようにしましょう。
医療用のアレジオン点眼液は目に使用する薬であり、アレルギー性結膜炎に対して処方される製剤です。
市販の目薬についてもコンタクトレンズ装用中の使用可否は製品ごとに異なるため、アレジオン点眼液の情報をそのまま別製品に当てはめることはできません。
| 確認するもの | 見るポイント |
|---|---|
| 商品名 | 正式名称を確認 |
| 濃度 | 0.05%か0.1%か |
| 剤形 | 点眼薬か内服薬か |
| レンズ | 透明かカラーか |
| 処方時の指示 | 個別指示の有無 |
アレジオン点眼液はレンズの種類と目の状態を確認して使おう
アレジオン点眼液0.05%とアレジオンLX点眼液0.1%は、一般的な透明ソフトコンタクトレンズやハードコンタクトレンズであれば、装用したまま点眼可能と考えられています。
1日使い捨てを含む一般的なソフトレンズも対象になりますが、カラーコンタクトレンズやサークルレンズについては影響が検討されていないため、装用中の点眼は避けましょう。
また、コンタクトと薬剤の組み合わせに問題がなくても、アレルギー性結膜炎の症状が強い時期にはコンタクトレンズそのものが目への負担になる可能性があります。
アレジオン点眼液0.05%は通常1日4回、アレジオンLX点眼液0.1%は通常1日2回使用するため、処方された製剤を確認して指示された回数を守ることも大切です。
強い目の痛みや視力の変化、著しい充血などがある場合や、コンタクトを着け続けてよいか判断できない場合には、無理に装用を続けず眼科医や薬剤師へ相談しましょう。
花粉症対策に効果的と評判のアレルギー薬
