アレジオン点眼液を市販で買いたいものの、ドラッグストアで同じ薬が手に入るのか気になっている人は多いでしょう。
2026年現在、医療用の「アレジオン点眼液0.05%」そのものは医療用医薬品ですが、同じ有効成分のエピナスチン塩酸塩を0.05%配合した市販薬が登場しています。
2026年3月には「ロートアルガードエピナスチン点眼薬」が発売され、これまで医療機関で使われてきた成分を処方箋なしで選べるようになりました。
ただし、医療用と市販用では商品名や購入方法、使用できる場面などが完全に同じというわけではありません。
市販薬で対応しやすいケースと眼科を受診したほうがよいケースを区別して、自分の症状に合った方法を選ぶことが重要です。
花粉症に悩むあなたに選ばれる薬
アレジオン点眼液は市販で買える?
結論として、医療用の「アレジオン点眼液0.05%」とまったく同じ販売名の商品を一般的な市販薬として購入するわけではありません。
一方で、2026年3月からはアレジオン点眼液0.05%と同じエピナスチン塩酸塩0.05%を配合した「ロートアルガードエピナスチン点眼薬」が市販されています。
そのため、「アレジオン点眼液と同じ有効成分の目薬を処方箋なしで購入したい」という目的であれば、市販薬という選択肢があります。
医療用そのものではない
アレジオン点眼液0.05%は参天製薬が製造販売する医療用の抗アレルギー点眼剤です。
有効成分にはエピナスチン塩酸塩が0.05%配合されており、医療用としてアレルギー性結膜炎に用いられています。
ドラッグストアで販売されている市販薬は「アレジオン点眼液0.05%」という商品そのものではないため、商品名だけで探すと見つからない場合があります。
市販薬を探す場合は、商品名ではなく「エピナスチン塩酸塩を配合した市販のアレルギー用点眼薬」という視点で探すと分かりやすいでしょう。
同成分の市販薬が登場
2026年3月12日に、ロート製薬から「ロートアルガードエピナスチン点眼薬」が発売されました。
有効成分はエピナスチン塩酸塩0.05%で、医療用のアレジオン点眼液0.05%と同じ有効成分が同じ濃度で配合されています。
医療用から一般向けへ転用されたスイッチOTC医薬品であり、処方箋なしで購入できる点が大きな特徴です。
これまで眼科を受診しなければ選択しにくかったエピナスチンの点眼薬が、市販薬として利用できるようになったことになります。
商品名はロートアルガード
市販されているエピナスチン配合点眼薬の商品名は「ロートアルガードエピナスチン点眼薬」です。
一般的な「ロートアルガード」や「ロートアルガードクリアブロック」などとは配合成分が異なるため、購入するときは商品名を確認する必要があります。
パッケージの「エピナスチン」という表示を確認すると、従来のアルガードシリーズと区別しやすくなります。
アレジオンという商品名では販売されていなくても、有効成分を基準にすると近い選択肢を見つけられます。
濃度は0.05%
ロートアルガードエピナスチン点眼薬には、エピナスチン塩酸塩が0.05%配合されています。
医療用のアレジオン点眼液0.05%も、1mL中にエピナスチン塩酸塩0.5mgを含む0.05%製剤です。
したがって、有効成分とその濃度という点では両者に共通点があります。
| 比較項目 | 医療用 | 市販薬 |
|---|---|---|
| 代表商品 | アレジオン点眼液0.05% | ロートアルガードエピナスチン点眼薬 |
| 有効成分 | エピナスチン塩酸塩 | エピナスチン塩酸塩 |
| 濃度 | 0.05% | 0.05% |
| 1回量 | 1滴 | 1滴 |
| 使用回数 | 1日4回 | 1日4回 |
花粉による目の症状に使える
市販のロートアルガードエピナスチン点眼薬は、花粉やハウスダストなどによる目のアレルギー症状の緩和を目的としています。
対象となる症状には、目のかゆみ、充血、なみだ目、異物感、目やにが多いときなどに感じる目のかすみなどがあります。
特に花粉の季節になると毎年同じような目のかゆみが出る人にとって、市販薬で対処できる選択肢が増えたことはメリットです。
- 目のかゆみ
- 目の充血
- なみだ目
- 目のかすみ
- 異物感
1日4回が基本
ロートアルガードエピナスチン点眼薬の用法は、1回1滴を1日4回点眼する方法です。
朝、昼、夕方、就寝前というタイミングが示されているため、毎日の生活の中で使用する時間を決めておくと忘れにくくなります。
医療用のアレジオン点眼液0.05%も通常は1回1滴を1日4回使用する製剤です。
症状が強いからといって自己判断で点眼回数や滴数を増やすのではなく、それぞれの製品に記載されている用法を守ることが大切です。
要指導医薬品として販売
ロートアルガードエピナスチン点眼薬は、2026年時点で「要指導医薬品」に分類されています。
要指導医薬品は、一般的な第2類医薬品や第3類医薬品とは販売方法が異なり、薬剤師による対面での情報提供などを受けて購入する仕組みです。
そのため、ドラッグストアへ行けば棚から自由に取ってそのまま会計できる商品とは考えないほうがよいでしょう。
- 処方箋は不要
- 要指導医薬品に分類
- 薬剤師による確認が必要
- 取扱店舗の確認がおすすめ
医療用アレジオンとの違いを知っておこう
同じエピナスチン塩酸塩0.05%が配合されていても、医療用アレジオンと市販薬を完全に同一の商品として考えるのは適切ではありません。
医療用医薬品は医師の診察を踏まえて使用される一方、市販薬は利用者自身が症状を判断するセルフメディケーションを前提としています。
違いを理解しておけば、「同じ成分なら何でも同じ」と考えてしまうことを避けられます。
効能の表現
医療用のアレジオン点眼液0.05%は、効能・効果として「アレルギー性結膜炎」が承認されています。
市販のロートアルガードエピナスチン点眼薬では、花粉やハウスダストなどによって起こる目のかゆみや充血など、具体的なアレルギー症状の緩和が対象となっています。
同じ有効成分であっても、市販薬と医療用医薬品では承認されている表示や使用の位置づけが異なることを覚えておきましょう。
| 項目 | アレジオン点眼液0.05% | 市販のエピナスチン点眼薬 |
|---|---|---|
| 区分 | 医療用医薬品 | 要指導医薬品 |
| 主な位置づけ | 医師の診療で使用 | セルフメディケーション |
| 成分 | エピナスチン塩酸塩 | エピナスチン塩酸塩 |
| 濃度 | 0.05% | 0.05% |
| 購入時 | 医療機関・調剤 | 薬剤師への相談 |
アレジオンLXは濃度が違う
医療用には「アレジオンLX点眼液0.1%」という製剤もあります。
アレジオンLX点眼液0.1%はエピナスチン塩酸塩を0.1%含み、通常は1回1滴を1日2回使用する製剤です。
一方、市販のロートアルガードエピナスチン点眼薬は0.05%で1日4回使用するため、アレジオンLX点眼液0.1%と同じ濃度ではありません。
- アレジオン点眼液:0.05%
- アレジオンLX点眼液:0.1%
- 市販品:0.05%
- LXは通常1日2回
- 市販品は1日4回
自己判断で置き換えない
すでに眼科からアレジオン点眼液やアレジオンLX点眼液を処方されている人は、市販品に自己判断で切り替えるのではなく、必要に応じて医師や薬剤師へ相談しましょう。
特にアレジオンLX点眼液0.1%を使用している場合、市販品とは濃度や通常の使用回数が異なります。
処方薬は診断された病気や症状の程度を踏まえて選ばれているため、単純に有効成分の名称だけを見て代替できるとは限りません。
治療中の場合は現在使用している薬の名前を薬剤師へ伝えてから市販薬を選ぶと安全に判断しやすくなります。
市販のエピナスチン点眼薬はどう買う?
アレジオン点眼液と同成分の市販薬が登場したとはいえ、一般的な市販の目薬とは購入方法が少し異なります。
ロートアルガードエピナスチン点眼薬は要指導医薬品であるため、購入時には薬剤師から説明を受ける必要があります。
確実に購入したい場合は、店舗へ向かう前に在庫や薬剤師の勤務状況を確認しておくとスムーズです。
薬剤師のいる店舗を探す
要指導医薬品は、薬剤師が適切な情報提供を行ったうえで販売される医薬品です。
そのため、ドラッグストアで取り扱っていても、薬剤師が不在の時間帯には購入できない場合があります。
大型ドラッグストアでもすべての店舗で在庫しているとは限らないため、事前確認がおすすめです。
- 取扱店舗を確認
- 在庫を確認
- 薬剤師の勤務時間を確認
- 使用中の薬を伝える
- 症状を説明できるようにする
価格の目安
ロート製薬が2026年2月に発表した商品概要では、ロートアルガードエピナスチン点眼薬は5mL入り2本で税抜1,800円とされています。
実際の販売価格は店舗によって異なる可能性があるため、1,800円はメーカー発表時の価格として考えておきましょう。
一方、医療機関を受診する場合は薬代だけではなく診察料や調剤に関する費用なども発生しますが、保険診療では自己負担割合によって負担額が変わります。
| 項目 | 市販薬 | 医療機関 |
|---|---|---|
| 薬の入手 | 薬局・ドラッグストア | 診察後に調剤 |
| 処方箋 | 不要 | 医師の処方に基づく |
| 市販品容量 | 5mL×2本 | 製剤による |
| 市販品価格 | 税抜1,800円の設定 | 保険負担などで変動 |
| メリット | 受診せず相談できる | 診断を受けられる |
ネット購入には注意
一般用医薬品にはインターネットで購入できる商品も多いため、アレジオンと同成分の市販薬も通販で買えると思う人がいるかもしれません。
しかし、2026年時点のロートアルガードエピナスチン点眼薬は要指導医薬品に分類されており、通常の第2類医薬品のような購入方法とは異なります。
ネットショップで似た名称の商品を見つけても、成分がエピナスチン塩酸塩0.05%なのかを必ず確認しましょう。
アレルギー用目薬には多数の商品があり、「アルガード」というブランド名が付いているだけでは同じ成分とは限りません。
アレジオンと同成分の市販薬を使うポイント
市販薬を適切に活用するためには、商品名や成分だけではなく、使用方法や使用できる年齢なども確認する必要があります。
特に目薬は「かゆいときに好きなだけ点眼する」使い方をせず、指定された回数を守ることが基本です。
花粉が原因と分かっている場合には、症状が本格化する前から対策を考えることも選択肢になります。
点眼回数を守る
ロートアルガードエピナスチン点眼薬は、1回1滴を1日4回使用します。
たくさん点眼すれば効果が高まるわけではないため、1回に何滴も入れたり短時間に繰り返したりする必要はありません。
点眼するときは容器の先端がまぶたやまつ毛、目そのものに触れないように注意すると、容器内の汚染を防ぎやすくなります。
- 1回1滴
- 1日4回
- 朝
- 昼
- 夕方
- 就寝前
早めの使用を検討する
ロート製薬は、花粉が飛散する1〜2週間前や症状が軽い早期から使用することが効果的と案内しています。
毎年決まった時期に花粉による目のかゆみが起きる人なら、ひどくなってから慌てて対処するだけでなく、花粉飛散情報を確認しながら早めに準備しておく方法があります。
ただし、初めて目の症状が出た場合や原因が花粉なのか分からない場合は、自己判断を続けるより眼科で原因を確認するほうが適切な場合があります。
| タイミング | 考え方 |
|---|---|
| 花粉飛散前 | 早めの準備を検討 |
| 軽いかゆみ | 使用開始を検討 |
| 毎年同じ症状 | 市販薬も選択肢 |
| 初めての症状 | 原因の見極めが重要 |
| 強い痛み | 眼科受診を優先 |
他の目薬との併用を確認する
ドライアイ用や疲れ目用など別の点眼薬を使用している場合には、自己判断で同時に何種類も点眼するのではなく薬剤師へ相談しましょう。
複数の点眼薬を使う場合には点眼する順番や間隔が重要になることがあります。
眼科から別の点眼薬を処方されている場合は、その薬の名称を購入時に薬剤師へ伝えると判断しやすくなります。
内服のアレルギー薬などを使用している場合も、薬剤師に伝えておけばより適切な案内を受けられます。
コンタクトや子どもの使用で気をつけること
アレルギー性結膜炎はコンタクトレンズ利用者にも起こりますが、目に炎症やかゆみがある状態でコンタクトを使い続けることには注意が必要です。
また、市販のロートアルガードエピナスチン点眼薬は1歳以上から使用できると案内されていますが、小さな子どもでは症状をうまく説明できないことがあります。
年齢やコンタクトの使用状況だけで機械的に判断せず、目の状態そのものを確認することが大切です。
コンタクト装用中
コンタクトレンズを使用している人は、購入時に使用しているレンズの種類を薬剤師へ伝えるのがおすすめです。
アレルギー症状が強いときには、レンズによる刺激やレンズに付着した花粉などが不快感につながる場合もあります。
目が強く充血している、痛みがある、目やにが多いなどの症状がある場合は、コンタクトを無理に装用し続けず眼科で確認してもらうことが重要です。
- レンズの種類を伝える
- 強い充血時は無理に装用しない
- 痛みがあれば受診を検討
- レンズを清潔に保つ
- こすり洗いなどのケアを守る
1歳以上から使用可能
ロート製薬の2026年発売時の案内では、ロートアルガードエピナスチン点眼薬は1歳以上から使用可能とされています。
従来のアレルギー用市販点眼薬には7歳未満が使用できない商品もあるため、使用可能年齢は商品ごとに確認する必要があります。
小さな子どもに使用する場合には、保護者の監督のもとで適切に点眼することが基本です。
| 確認項目 | ポイント |
|---|---|
| 使用可能年齢 | 1歳以上 |
| 点眼量 | 1回1滴 |
| 使用回数 | 1日4回 |
| 幼児の使用 | 保護者が管理 |
| 症状が不明確 | 医療機関へ相談 |
防腐剤の配合
ロートアルガードエピナスチン点眼薬は、防腐剤として一般的に使われるベンザルコニウム塩化物とパラベンを配合していないことが特徴として案内されています。
添加物としては塩化ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、ホウ酸、エデト酸ナトリウム、pH調節剤などが使われています。
ただし、防腐剤を配合していないことだけを理由に、すべてのコンタクトレンズ装用中に自由に点眼できると自己判断するのは避けましょう。
実際の使用については商品の説明文書を確認し、不明な場合は購入時に薬剤師へ質問する方法が確実です。
市販薬だけで様子を見ないほうがよい症状
花粉の季節に毎年起こる軽い目のかゆみなどであれば市販薬が便利ですが、目の不調すべてがアレルギーによるものとは限りません。
感染症や角膜のトラブルなど、アレルギーとは異なる原因でも充血や異物感、目やにといった似た症状が現れることがあります。
症状が強い場合や改善しない場合には市販薬を次々試すのではなく、眼科を受診して原因を確認することが重要です。
強い痛みがある
アレルギー性結膜炎ではかゆみが代表的な症状ですが、強い目の痛みがある場合には別の原因も考える必要があります。
特に突然の強い痛みや視力の変化を伴う場合には、市販のアレルギー用目薬だけで長期間様子を見るのはおすすめできません。
目は小さな異常でも見え方に影響することがあるため、痛みの程度が強い場合は早めに眼科へ相談しましょう。
- 強い目の痛み
- 急な視力低下
- 強いまぶしさ
- 著しい充血
- 目を開けにくい状態
症状が改善しない
適切に市販薬を使用しても症状が改善しない場合は、そもそも原因がアレルギーではない可能性があります。
また、アレルギー性結膜炎であっても症状が強い場合には、市販薬だけでは十分にコントロールできないことがあります。
漫然と同じ市販薬を使い続けず、説明文書に記載された受診や相談の目安を確認してください。
| 状態 | 対応の目安 |
|---|---|
| 軽い季節性のかゆみ | 市販薬を検討 |
| 改善傾向がある | 用法を守って使用 |
| 改善しない | 薬剤師・医師へ相談 |
| 症状が悪化 | 眼科受診を検討 |
| 強い痛み・視力変化 | 早めに眼科へ |
初めて強い症状が出た
これまで花粉症と言われたことがなく、初めて強い充血やかゆみ、目やにが出た場合には、アレルギーだと決めつけないことが大切です。
細菌性結膜炎やウイルス性結膜炎などでも充血や目やにが出ることがあり、治療方法はアレルギー性結膜炎とは異なります。
片目だけに強い症状がある場合や家族にも似た症状が広がっている場合などは、医療機関で原因を確認したほうがよいでしょう。
市販薬は便利な選択肢ですが、原因を診断する薬ではないという点を理解して活用することが重要です。
市販でもエピナスチン点眼薬を選べる時代になった
アレジオン点眼液を市販で探している人にとって大きなポイントは、2026年から状況が変わり、同じ有効成分であるエピナスチン塩酸塩0.05%を配合した市販薬が登場したことです。
「ロートアルガードエピナスチン点眼薬」は2026年3月12日に発売され、医療用のアレジオン点眼液0.05%と同じ有効成分・同じ濃度を採用しています。
ただし、医療用のアレジオン点眼液そのものが一般用医薬品になったわけではなく、別の商品として販売されている点には注意してください。
市販品は要指導医薬品であるため、購入するときは薬剤師へ症状や現在使用している薬などを伝えて相談する必要があります。
毎年繰り返す花粉やハウスダストによる目のかゆみなどでは便利な選択肢になりますが、強い痛みや視力の変化、症状の悪化などがある場合は市販薬だけで様子を見ず眼科を受診しましょう。
花粉症に悩むあなたに選ばれる薬
